2023-01-01から1年間の記事一覧
お正月はどこに出かけても混んでるし、だからといってずっと家で過ごすのも……。そんな方におすすめなのが、ウォーキングにもなり、初詣のご利益もある日野七福神巡りです。 ぽん太は2023年(令和5年)の正月、コロナでどこにも行けないので時間を持て余し、…
今年の年末も、昨年に引き続きウクライナ国立歌劇場管弦楽団の第九に行ってきました。ロシアのウクライナ侵攻も、人々の関心はイスラエル・ガザ戦争に移り、国際社会に支援疲れも出てきているようですが、せめてコンサートに行くことで応援してあげたいとこ…
イスラエルのガザ侵攻やら政治と金問題やら暗い世相を吹き飛ばすべく、明るく楽しいヨハン・シュトラウスの「こうもり」を観に新国立劇場に行ってきました。 ハインツ・ツェドニクの演出、オラフ・ツォンベックの美術という新国立劇場定番のプロダクションで…
先週のウィーンフィルに続き、こんどはベルリンフィルを鑑賞。なんと贅沢なことでしょう。 指揮はロシア人のキリル・ペトレンコで、曲目にはリヒャルト・シュトラウスの交響詩が入ってて、なんだかウィーンフィルと被ってるような……。それともコラボ企画か?…
2年ぶりとなるウィーンフィルの来日公演に行ってきました。残念ながら今回は予定が合わず、「ツァラトゥストラ」と「ブラームス1番」の1公演のみ。 やっぱりウィーンフィルの音は素晴らしいですね〜。ツァラトゥストラの有名な冒頭のトゥッティで、いったん…
特別展「京都・南山城の仏像」のあと、総合文化展を観ました。いわゆる常設展ですが定期的に入れ替えがあり、重文もいっぱいあり、一部を除いて写真撮影もできるので、東博に行ったら必ず寄ることにしています。 こんかいは秋篠寺の十一面観音が、唐風で面白…
東京国立博物館で開かれている《京都・南山城の仏像》展に行ってきました。 ぽん太は最初「南山城」の文字を見て「な、なんざんじょう? どこ、それ」と思ったのですが、「みなみやましろ」とのこと。 京都南部の奈良との県境のあたりを指すようで、このあた…
指揮者の飯守泰次郎氏が8月15日、82歳で他界したというニュースが流れました。ご冥福をお祈りいたします。 このブログでは、単なるクラシック愛好家のぽん太の印象に残った名演について書きます。 東京シティフィルの定期演奏会や新国立劇場オペラで聴かせて…
8・9月の国立劇場文楽は、「菅原伝授手習鑑」の通し上演の後半。 どれを観ようかな? 高潔温厚な菅丞相が激おこして雷神に変ずるという4段目「天拝山」も興味深いですが、やはり「寺子屋」がある第2部にしました。 で、「寺子屋」……。感動で涙が止まりません…
お盆休みのさなか、勅使川原三郎の〈ランボー詩集 「地獄の季節」から「イリュミナシオン」へ〉を観に池袋まで行ってきました。 ぽん太の好きなバレエダンサー、アレクサンドル・リアブコが出演していたからです。 このブログには、ダンスにも詩にもド素人な…
マチネのAプロに続き、本日のダブルヘッダー第2試合、Bプロです。さすがにちょっと頭がぼーっとしましたが、合間で食べた鰻のおかげか、最後まで眠くならずに観ることができました。 Aプロ、Bプロを1日で観てぽん太の頭はごっちゃになっているので、印象に残…
パリ・オペラ座バレエ団のトップスターを招いた〈ル・グラン・ガラ〉。4年ぶりの公演です。 日程の都合から、8月2日にマチネでAプロ、ソワレでBプロと、ダブルヘッダーで観たのですが、もう絶対やめた。疲れがたまってぼーっとしてくるし、あいだの時間をつ…
〈オペラ座ガラ〉-ヌレエフに捧ぐ-、今回はBプロです。 Bプロはヌレエフ振付が少なめに感じますが、なにやら「さすらう若人の歌」はヌレエフが最後の舞台で踊った演目らしく、他の演目もそれぞれヌレエフとゆかりがあるのかもしれませんが、ぽん太にはよく…
ヌレエフの没後30年を記念した〈オペラ座ガラ〉-ヌレエフに捧ぐ-のAプロを観てきました。このブログはバレエ好きタヌキ爺ぽん太の個人的感想です。 ヌレエフと踊ったことがあるフロランス・クレールが指導 エイマンの「ダンス組曲」が傑出!ルグリの後継者…
ますます演技力を高め、英国ロイヤル風の優雅な踊りを身につけたオシポワ マクミラン振付のラストはバルコニーシーンの再現か 公演情報 ますます演技力を高め、英国ロイヤル風の優雅な踊りを身につけたオシポワ 英国ロイヤル・バレエ団2023年日本公演のもう…
英国ロイヤル・バレエ団がコロナ禍を経て4年ぶりに来日。あゝ、観れるだけで嬉しい限りですが、パフォーマンスも素晴らしかったです。客席に吉田都ちゃんの姿があり、英国ロイヤル関係者と久々の再会を喜んでいたのが、印象的でした。 また肉体派(?)のオ…
令和5年6月歌舞伎座夜の部を観に行ってきました。今回もなぜか最前列の席を取ることができました。 仁左衛門の「いがみの権太」を観るのは何度目かですが、今回は間近で細かい表情や動きも見れ、とても素晴らしかったです。松緑の「四の切」は、これは近くで…
2023年の12月上旬、ぽん太とにゃん子は下田の上原美術館に仏像を観に行ってきました。『無冠の仏像ー伊豆・静岡東部の無指定文化財』という特別展ですが、国宝や重文の名品展がメジャーな博物館で大々的に行われるなか、あえて文化財指定を受けていない仏像…
2022年11月下旬、ぽん太とにゃん子は伊豆の福田家に泊まってきました。15年ぶり2回目の宿泊です。 福田家は「伊豆の踊子の宿」と銘打っておりますが、ノーベル賞作家の川端康成がこの宿に泊まった時の体験をもとにして、名作『伊豆の踊子』を書いたことで有…
新国立劇場の『リゴレット』を観に行って来ました。なかなか素晴らしい舞台で、とても楽しめました。 このブログでは、オペラに詳しくないぽん太の感想はちょっとだけにして、『リゴレット』の原作であるヴィクトル・ユーゴーの戯曲『王者の悦楽』をよりみち…
初代国立劇場さよなら公演として、文楽「菅原伝授手習鑑」の通し上演が行われています。 令和5年5月は、第一部で初段、第二部で二段目の上演です。ぽん太は両方見に行く元気はなかったので、仁左衛門の菅丞相が記憶に残る歌舞伎の「道明寺」が含まれる二段目…
2022年11月上旬、ぽん太とにゃん子は渋温泉の金具屋に泊まりました。なんと約20年ぶりです。 映画『千と千尋の神隠し』のモデルの一つとも言われる木造4階建ての歴史ある建物。一部は登録有形文化財に指定されております。温泉も4つの自家源泉を持ち、浴場は…
2022年10月下旬、ぽん太とにゃん子は奥那須温泉の大丸温泉旅館に泊まりました。30年ぶりくらいの宿泊です。 何といっても宿の前を流れる川がまるごと温泉になっている「川の湯」が人気。混浴ですが、男女とも湯浴み着を着る決まりになってるので、どなたも安…
仁左衛門と玉三郎の「切られ与三」を観に歌舞伎座に行ってきました。今回は1等席。しかもなんと最前列を取ることができました。 ここのところずっと3階席の常連だったぽん太ですが、コロナの時期のリベンジ消費と、自分の老い先も短くなってきたので仁左衛門…
2022年10月中旬、滋賀の仏像巡りを楽しんだぽん太とにゃん子は、近江八幡市の「近江八幡まちや倶楽部」に宿を借りました。 このあたりは私たちが好きな温泉がないので、古い街並みにある老舗旅館にでも泊まろうかと探していたところ、ここを見つけました。 …
ぽん太は2022年10月、秘仏御本尊の十一面観世音菩薩の御開帳に合わせて、滋賀県の百済寺を訪れました。根のついた巨木を直接刻んだものであるため別名「植木観音」と呼ばれ、聖徳太子の命で造られたという言い伝えもあります。かつては一生に一度拝めればラ…
2022年10月中旬、ぽん太は滋賀県の西明寺に仏像を観に行ってきました。 滋賀県の湖東にあり紅葉で有名な西明寺ですが、本堂には平安時代の重要文化財を含む多数の仏像があり、見応えがあります。今回訪問時は、秘仏前立本尊の虎薬師が御開帳されており、また…
ノイマイヤーが率いるハンブルク・バレエ団の来日公演、最終日の3月12日に「シルヴィア」を観てまいりました。 振り付けは素晴らしいし、菅井円加の踊りも見事だし、ノイマイヤーは来年で芸術監督退任が決まっているし、来日公演最終日だし、なんだかいろい…
ハンブルク・バレエ団の日本公演、まず「ジョン・ノイマイヤーの世界」を観てきました。 前回見たのは……なんと2018年。コロナで3年間舞台公演が止まっていたせいか、つい最近だったように感じられますが、もう5年前ですか。バレエの舞台を見れる時が再びやっ…
片岡仁左衛門の一世一代『霊験亀山鉾』を観て参りました。 歌舞伎で「一世一代」というのは、今後はもうその役を演じないということ。仁左衛門はこれまで『義経千本桜』の「渡海屋・大物浦」、『女殺油地獄』、『絵本合法衢』を演じ納めてきましたが、これで…