芸術・芸能
新国立劇場に『トリスタンとイゾルデ』を観に行ってきました。いや〜良かったです。 ぽん太が前回このオペラを観たのは、調べてみると2007年のベルリン国立歌劇場の来日公演。この間、「前奏曲と愛の死」は動画やCDで何回かは聴いたものの、全幕は17年ぶりで…
ぽん太の2024年最初のオペラは、新国立劇場で上演された「エウゲニ・オネーギン」でした。 プーシキンの原作を元にチャイコフスキーが作曲した名作オペラですが、クランコ振付のバレエ版も有名です。 チャイコフスキー自身が「オペラ」ではなく「抒情的情景…
新春浅草歌舞伎を観に行ってきました。妻にゃん子の「推し」の隼人くんが切られ与三郎を演じるとのことで、おつきあいで第1部を観劇。 今年は松也らの座組になってから10年目の節目となる年なので、演目に古典の大作をそろえているそうです。 浅草公会堂の入…
今年の年末も、昨年に引き続きウクライナ国立歌劇場管弦楽団の第九に行ってきました。ロシアのウクライナ侵攻も、人々の関心はイスラエル・ガザ戦争に移り、国際社会に支援疲れも出てきているようですが、せめてコンサートに行くことで応援してあげたいとこ…
イスラエルのガザ侵攻やら政治と金問題やら暗い世相を吹き飛ばすべく、明るく楽しいヨハン・シュトラウスの「こうもり」を観に新国立劇場に行ってきました。 ハインツ・ツェドニクの演出、オラフ・ツォンベックの美術という新国立劇場定番のプロダクションで…
先週のウィーンフィルに続き、こんどはベルリンフィルを鑑賞。なんと贅沢なことでしょう。 指揮はロシア人のキリル・ペトレンコで、曲目にはリヒャルト・シュトラウスの交響詩が入ってて、なんだかウィーンフィルと被ってるような……。それともコラボ企画か?…
2年ぶりとなるウィーンフィルの来日公演に行ってきました。残念ながら今回は予定が合わず、「ツァラトゥストラ」と「ブラームス1番」の1公演のみ。 やっぱりウィーンフィルの音は素晴らしいですね〜。ツァラトゥストラの有名な冒頭のトゥッティで、いったん…
指揮者の飯守泰次郎氏が8月15日、82歳で他界したというニュースが流れました。ご冥福をお祈りいたします。 このブログでは、単なるクラシック愛好家のぽん太の印象に残った名演について書きます。 東京シティフィルの定期演奏会や新国立劇場オペラで聴かせて…
8・9月の国立劇場文楽は、「菅原伝授手習鑑」の通し上演の後半。 どれを観ようかな? 高潔温厚な菅丞相が激おこして雷神に変ずるという4段目「天拝山」も興味深いですが、やはり「寺子屋」がある第2部にしました。 で、「寺子屋」……。感動で涙が止まりません…
お盆休みのさなか、勅使川原三郎の〈ランボー詩集 「地獄の季節」から「イリュミナシオン」へ〉を観に池袋まで行ってきました。 ぽん太の好きなバレエダンサー、アレクサンドル・リアブコが出演していたからです。 このブログには、ダンスにも詩にもド素人な…
マチネのAプロに続き、本日のダブルヘッダー第2試合、Bプロです。さすがにちょっと頭がぼーっとしましたが、合間で食べた鰻のおかげか、最後まで眠くならずに観ることができました。 Aプロ、Bプロを1日で観てぽん太の頭はごっちゃになっているので、印象に残…
パリ・オペラ座バレエ団のトップスターを招いた〈ル・グラン・ガラ〉。4年ぶりの公演です。 日程の都合から、8月2日にマチネでAプロ、ソワレでBプロと、ダブルヘッダーで観たのですが、もう絶対やめた。疲れがたまってぼーっとしてくるし、あいだの時間をつ…
〈オペラ座ガラ〉-ヌレエフに捧ぐ-、今回はBプロです。 Bプロはヌレエフ振付が少なめに感じますが、なにやら「さすらう若人の歌」はヌレエフが最後の舞台で踊った演目らしく、他の演目もそれぞれヌレエフとゆかりがあるのかもしれませんが、ぽん太にはよく…
ヌレエフの没後30年を記念した〈オペラ座ガラ〉-ヌレエフに捧ぐ-のAプロを観てきました。このブログはバレエ好きタヌキ爺ぽん太の個人的感想です。 ヌレエフと踊ったことがあるフロランス・クレールが指導 エイマンの「ダンス組曲」が傑出!ルグリの後継者…
ますます演技力を高め、英国ロイヤル風の優雅な踊りを身につけたオシポワ マクミラン振付のラストはバルコニーシーンの再現か 公演情報 ますます演技力を高め、英国ロイヤル風の優雅な踊りを身につけたオシポワ 英国ロイヤル・バレエ団2023年日本公演のもう…
英国ロイヤル・バレエ団がコロナ禍を経て4年ぶりに来日。あゝ、観れるだけで嬉しい限りですが、パフォーマンスも素晴らしかったです。客席に吉田都ちゃんの姿があり、英国ロイヤル関係者と久々の再会を喜んでいたのが、印象的でした。 また肉体派(?)のオ…
令和5年6月歌舞伎座夜の部を観に行ってきました。今回もなぜか最前列の席を取ることができました。 仁左衛門の「いがみの権太」を観るのは何度目かですが、今回は間近で細かい表情や動きも見れ、とても素晴らしかったです。松緑の「四の切」は、これは近くで…
新国立劇場の『リゴレット』を観に行って来ました。なかなか素晴らしい舞台で、とても楽しめました。 このブログでは、オペラに詳しくないぽん太の感想はちょっとだけにして、『リゴレット』の原作であるヴィクトル・ユーゴーの戯曲『王者の悦楽』をよりみち…
初代国立劇場さよなら公演として、文楽「菅原伝授手習鑑」の通し上演が行われています。 令和5年5月は、第一部で初段、第二部で二段目の上演です。ぽん太は両方見に行く元気はなかったので、仁左衛門の菅丞相が記憶に残る歌舞伎の「道明寺」が含まれる二段目…
仁左衛門と玉三郎の「切られ与三」を観に歌舞伎座に行ってきました。今回は1等席。しかもなんと最前列を取ることができました。 ここのところずっと3階席の常連だったぽん太ですが、コロナの時期のリベンジ消費と、自分の老い先も短くなってきたので仁左衛門…
ノイマイヤーが率いるハンブルク・バレエ団の来日公演、最終日の3月12日に「シルヴィア」を観てまいりました。 振り付けは素晴らしいし、菅井円加の踊りも見事だし、ノイマイヤーは来年で芸術監督退任が決まっているし、来日公演最終日だし、なんだかいろい…
ハンブルク・バレエ団の日本公演、まず「ジョン・ノイマイヤーの世界」を観てきました。 前回見たのは……なんと2018年。コロナで3年間舞台公演が止まっていたせいか、つい最近だったように感じられますが、もう5年前ですか。バレエの舞台を見れる時が再びやっ…
片岡仁左衛門の一世一代『霊験亀山鉾』を観て参りました。 歌舞伎で「一世一代」というのは、今後はもうその役を演じないということ。仁左衛門はこれまで『義経千本桜』の「渡海屋・大物浦」、『女殺油地獄』、『絵本合法衢』を演じ納めてきましたが、これで…
令和5年2月の国立劇場の文楽は、近松門左衛門の3本立て。ぽん太は第二部の「国性爺合戦」(こくせんやかっせん)を選びました。 この演目は以前に歌舞伎で見たことがあるはずですが、ま・っ・た・く覚えてません。寝倒していたのか、セリフが聞き取れなかっ…
コロナ第8波が収まってきたので、今更ながらですが話題の映画「RRR」を観てきました。 VFXを駆使したこれまで味わったことのない映像体験。まったく先が読めないストーリー展開。これでもかと繰り出されるアイディア。もちろんキレッキレのダンスもあり。素…
コロナの第8波が下火になったので、新国立劇場に「タンホイザー」を観にいて来ました。 前回オペラを観たのが2021年11月、新国立の「マイスタージンガー」ですから、なんと1年3ヶ月ぶり。久々のオペラは、す・ば・ら・し・かったです。ぽん太はいつも4階席で…
3年ぶりに開催された新春浅草歌舞伎。 この間にぽん太もすっかり老衰し、もはやダブルヘッダーで観劇する元気もなくなったので、にゃん子ご贔屓の隼人くんが出演する第1部のみの観劇。 観てからだいぶ時間がたって忘れてしまったので、メモがわりのアップで…
ぽん太とにゃん子の年末恒例の「第九」。今年はどこのオケにしようかな。やっぱりあれしかないか。そう、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団ですね。理由はやっぱりウクライナとロシアのアレですね。 オーソドックスで重厚な演奏でしたが、声楽の迫力に圧倒されま…
2023年10月で建て替えのため閉場する国立劇場のさよらな公演。2022年12月の文楽公演『本朝廿四孝』を観てまいりました。 武将たちの知略策略が複雑すぎます 諏訪法性の兜の実物が諏訪湖博物館・赤彦記念館にあります 諏訪湖の「御神渡り」と狐の関係 公演情…
2022年11月中旬、ぽん太とにゃん子は團十郎の襲名披露公演を観に歌舞伎座に行ってきました。前回歌舞伎を観たのは2020年8月。なんと2年3ヶ月ぶりです。 今回の公演は、十三代目市川團十郎襲名披露&八代目市川新之助初舞台。歌舞伎界では数十年に一度という…