ぽん太のよりみち精神科

たんたんたぬきの精神科医ぽん太のブログです。ココログの「ぽん太のみちくさ精神科」から引っ越してまいりました。以後お見知り置きをお願いいたします。

2022-01-01から1年間の記事一覧

ウクライナの現在「エグモント」序曲と未来「第九」/ウクライナ国立歌劇場管弦楽団・合唱団「第九」

ぽん太とにゃん子の年末恒例の「第九」。今年はどこのオケにしようかな。やっぱりあれしかないか。そう、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団ですね。理由はやっぱりウクライナとロシアのアレですね。 オーソドックスで重厚な演奏でしたが、声楽の迫力に圧倒されま…

クリスマス準備が整った扉温泉明神旅館

これまで雪のある時期に行ったことがなかったので、今回は12月に訪れました。 サロンはクリスマスの飾りがすっかり整っておりました。 今回で3回目の宿泊のため、リピーター専用のクラブラウンジ「雪月花」を初めて利用することができました。入ってみるとそ…

【仏像】安産祈願の参拝者が絶えない現役の仏さま・腹帯観音(滋賀県長浅井町)

2022年10月中旬、滋賀県の仏像巡りにやってきたぽん太とにゃん子は、湖北にある大浦十一面腹帯観音堂を訪れ、腹帯観音さまを拝観してきました。 お腹に腹帯を巻いた珍しいお姿の観音様で、妊娠・安産祈願の信仰を集め、1年で1000人くらいの人が祈願に訪れる…

【宿】女将のいき届いたおもてなしが嬉しい茅葺のちっちゃな宿・長治庵(滋賀県長浜市)

2022年10月中旬、仏像巡りの旅で滋賀県を訪れたぽん太とにゃん子は、長浜市にある旅館・長治庵に留まりました。 琵琶湖から少し山の中に入った小さな集落にある全7室の小さなお宿。母屋は昔懐かしい茅葺き屋根。明るく素敵な女将さんのおもてなしが宿全体に…

諏訪法性の兜の実物がある・御神渡りと狐の関係 2022年12月国立劇場 文楽『本朝廿四孝』 

2023年10月で建て替えのため閉場する国立劇場のさよらな公演。2022年12月の文楽公演『本朝廿四孝』を観てまいりました。 武将たちの知略策略が複雑すぎます 諏訪法性の兜の実物が諏訪湖博物館・赤彦記念館にあります 諏訪湖の「御神渡り」と狐の関係 公演情…

【仏像】密教的な神秘性を持つ平安前期の伝千手観音・黒田観音寺@滋賀県長浜市

2022年10月中旬、ぽん太とにゃん子は滋賀県長浜市にある黒田観音寺を訪れ、千手観音さまを拝観してきました。 平安初期の一木造の仏さまで、千手観音と伝わっておりますが、腕が18本であることなどから准胝観音ではないかという説もあります。目が吊り上がっ…

【仏像】多くないけど見応えある常設展・福井県立若狭歴史博物館@小浜市

2022年10月中旬、ぽん太とにゃん子は福島県小浜市にある若狭歴史博物館を訪れました。お目当てはもちろん仏像なので、受付の人に怪訝そうな顔をされながらも、常設展だけのチケットを購入。 この記事では、福井県立若狭歴史博物館の常設展で展示されている仏…

【仏像】平安後期ながら古風で素朴な重文阿弥陀如来・萬徳寺@小浜市

2022年10月中旬、ぽん太とにゃん子は小浜市にある萬徳寺を訪れました。以前に2016年に訪問したことがあり、6年振り2回目となります。場所は小浜市の東、若狭彦神社のすぐ近くにあります。写真は書院ですが、茅葺きで暖かい感じですね。 この記事では萬徳寺の…

【小浜】お水送りと若狭神宮寺・鵜の瀬

奈良県東大寺で行われるお水取りは、春の訪れを告げる行事として有名ですが、その時使われる霊水が、小浜市にある鵜の瀬から「お水送り」という神事によって送られることはあまり知られていません。 この記事では、福井県小浜市の神宮寺・鵜の瀬で行われるお…

【歌舞伎】シン團十郎への期待と不安・2022年11月歌舞伎座夜の部

2022年11月中旬、ぽん太とにゃん子は團十郎の襲名披露公演を観に歌舞伎座に行ってきました。前回歌舞伎を観たのは2020年8月。なんと2年3ヶ月ぶりです。 今回の公演は、十三代目市川團十郎襲名披露&八代目市川新之助初舞台。歌舞伎界では数十年に一度という…

【バレエ】人生いろいろ、恋もいろいろ 「じゃじゃ馬馴らし」モンテカルロ・バレエ団

モンテカルロ・バレエ団の「じゃじゃ馬馴らし」を観に東京文化会館まで行ってきました。延々と続くコロナ禍、バレエを見るのは昨年10月のモーリス・ベジャール・バレエの「バレエ・フォー・ライフ」以来、約1年ぶりです。モンテカルロの「じゃじゃ馬馴らし」…

【仏像】重文の平安後期の仏像群・明通寺@小浜市

福井県の小浜市にある明通寺は、国宝の本堂や三重塔があることで有名ですが、仏像でも御本尊の薬師如来をはじめ、三世明王、深沙大将、不動明王の4躯の重要文化財を擁してます。このブログでは、明通寺の仏像を取り上げます。 明通寺の歴史・坂上田村麻呂と…

【宿】精進料理に明通寺での瞑想体験・松永六感 藤屋(福井県小浜市)

2022年10月上旬、ぽん太とにゃん子は福井県の小浜、滋賀県の琵琶湖周辺の仏像を巡る旅に出かけてきました。小浜の宿としてにゃん子が見つけてきたのがこの宿。 でも名前が「六感」で、ホームページを見ると「五感の先を開く」とか「自分と向き合うマインドフ…

【クラシック】ラトル・ロンドン交響楽団日本ツアー2022 シベリウスの二つの交響詩とブルックナー7番

オミクロン株の第7波も収まりつつあるということで、ぽん太とにゃん子は久々にクラシック・コンサートに出かけてきました。コンサートに行くは昨年12月の第九以来です。 ベルリンフィルの来日公演ですっかりラトルのファンになったぽん太とにゃん子ですが、…

【仏像】安楽寺(別所温泉)の仏像 重文の恵仁和尚坐像/惟仙和尚坐像など

上田市の別所温泉にある安楽寺は国宝の八角三重塔で有名ですが、重要文化財の恵仁和尚坐像と惟仙和尚坐像があります。このブログでは安楽寺の仏像(恵仁・惟仙和尚坐像は僧の肖像彫刻なので厳密には仏像ではありませんが)を紹介いたします。 弁天堂の八臂弁…

【寺院】布引観音の仏像と伝説

9月下旬、ぽん太とにゃん子は小諸市にある布引観音に行ってきました。小諸付近は何度も訪れているというのに、これまで行ったことも聞いたこともありませんでした。断崖絶壁に高い櫓を組んで建てられた観音堂は素晴らしく、また「牛に引かれて善光寺参り」と…

【温泉】老舗名旅館・強羅環翠楼。元湯環翠楼との関係は?

9月中旬、ぽん太とにゃん子は箱根にある強羅環翠楼に泊まってきました。元々は三菱財閥岩崎家の別荘だった名旅館。昭和天皇や文豪たちも宿泊しております。お値段はちょっとお高いのですが、割引プランにふるさと納税の宿泊券を組み合わせて、なんとか射程内…

【美術館】渋めの陶磁器を集めた強羅の箱根美術館

9月中旬、ぽん太とにゃん子は初めて箱根美術館に行ってきました。それほど多くはないですけど、縄文土器や埴輪に始まり江戸時代までの、渋めの陶磁器を中心とした美術館でした。また神仙郷と呼ばれる広い和風庭園があり、美しい庭を眺めながらお茶室で抹茶も…

【仏像】横須賀の慶派の諸仏が一堂に「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」横須賀美術館

8月中旬、横須賀美術館で開かれた「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」展に行ってきました。なんか、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の柳の下のどじょうを狙ったような安易な企画に思えるかもしれませんが、そんなことはありません。運慶作の重文の不動明王と毘沙門天が…

【温泉】囲炉裏付きの離れが点在。福地温泉・いろりの宿かつら木の郷

東京から行くと平湯トンネルを越えた先、岐阜県高山市にある奥飛騨温泉郷は、いくつもの温泉からなってます。なかでも福地温泉は、木々に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。 こんかいは、いろりの宿かつら木の郷に初めてお世話になりました。前から…

【桐生市梅田町のおしゃれな店】よろず屋のようなアウトドアショップ田中商店、自然派レストランcafe restaurant NILS

昨夜は赤城温泉・御宿総本家に宿泊。翌日何をするかは決めてなかったんですけど、宿にあった観光パンフレットを見て、桐生市梅田町を訪れることにしました。こんな場所に?と思うような素敵なショップがあるようでうす。 梅田町は、桐生市の北側の山間の町。…

【温泉】個性的な美意識と濃厚な源泉 赤城温泉 御宿総本家

群馬県は赤城山の南面に位置する赤城温泉は、標高約900mの山麓に3軒の宿が寄り添うように建つ小さな温泉。歴史は古いですが観光地化されておらず、秘湯の雰囲気が漂います。 ぽん太とにゃん子は赤城温泉ホテルには泊まったことがあるので、こんかいは御宿総…

【ホテル・温泉】まるで海外旅行 ワイナリーステイ・トラヴィーニュ

7月上旬、にゃん子の誕生祝いも兼ねて、どこに泊まりたいか聞いてみたところ、「かーぶどっちのとらゔぃーにゅ」とのこと。なにそれ? どこそれ? ぐぐってみたら、いいお値段じゃん しかしコロナですっと海外旅行も行ってないし、オミクロン株も増え始めて…

【温泉】高峰温泉・標高2000mの雲上野天風呂

今年の6月下旬の梅雨明け後の火炎地獄のような猛暑を避けるべく、少しでも標高が高くて涼しいところを目指した結果、長野県は小諸にある高峰温泉に泊まってきました。標高2000mです。気温は100mで0.6度下がるので、単純計算で下界より12度涼しいことになりま…

【ハイキング】コマクサ満開!天上涼風、池の平湿原

2022年の6月下旬、東京は連日の猛暑に見舞われ、気象庁もたまりかねてか6月27日に関東甲信越地方の梅雨明けを宣言しました。 あまりの暑さにぽん太とにゃん子は、少しでも標高の高いところに避難すべく長野県小諸市の標高2000mにある高峰温泉に泊まることに…

【仏像】箱根・岡田美術館の平安中期の木造薬師如来坐像(重文)など

箱根は小涌谷にある岡田美術館には、重要文化財に指定された平安中期の木造薬師如来像があり、前から一度行ってみたいと思っていたのですが、入場料が2800円とちょっとお高くて、これまで足が向きませんでした。こんかい意を決して行ってきました。 岡田和生…

【ミステリースポット】箱根大天狗山神社・日本一幼神供養神社

令和4年6月下旬、数十年ぶりに箱根旧道(県道732号湯本元箱根線)を車で走っていたら、でっかい赤い鳥居の両側に天使の像が付いている不思議な神社があったので、コレハナンジャということで参拝してみました。 箱根大天狗山神社という新宗教で、日本一幼神…

【水族館】ちょっと残念な箱根園水族館

新聞販売店で無料招待券をもらったので、2022年6月中旬に訪れました。 ちょっと寂れた感じで、建物も少し廃墟化しており、水槽で泳いでいるお魚さんの案内板がなかったりします。正規の入場料金は1,500円だそうで、厳しい言い方ですけど、自前で払って入る気…

【温泉】身も心もデトックス。現代の湯治宿、養生館はるのひかり。

養生館はるのひかりは、観光客で賑わう箱根湯本の近くにありながら、静かで落ち着く大人の宿です。源泉掛け流しの温泉と無農薬野菜の養生食で身も心もデトックスできます。 この宿がおすすめな方 ・女性のペアや一人旅。 ・玄米食や有機野菜をいただきたい方…

【温泉】泉岳舘の炭酸泉は初体験のシュワシュワ感

岐阜県は下呂温泉と高山の間あたりにある湯屋温泉泉岳館。この旅館の特徴は、なんと言ってもシュワシュワの炭酸泉。温泉につかり、飲泉所で味わい、そしてお食事でも楽しむことができます。日本秘湯を守る会と日本源泉湯宿を守る会の会員宿。一度お試しあれ…