2022年の6月下旬、東京は連日の猛暑に見舞われ、気象庁もたまりかねてか6月27日に関東甲信越地方の梅雨明けを宣言しました。
あまりの暑さにぽん太とにゃん子は、少しでも標高の高いところに避難すべく長野県小諸市の標高2000mにある高峰温泉に泊まることにし、その前に近くの池の平湿原をハイキングしました。
東京の最高気温は35.4度でしたが、標高2000mの湿原は心地よい風が吹き、気持ちのよいハイキングが楽しめました。もちろんコマクサも咲いてました。
基本情報
【場所】池の平湿原
【日付】2022年6月27日
【天気】晴れ
【駐車場】市営の池の平駐車場(200台)がある。普通車600円。
【ルート】池の平湿原駐車場13:39…14:04雲上の丘(昼食)14:22…14:33見晴岳…コマクサ園…鏡池…15:19池の平駐車場
今回は高峰温泉側からアプローチ
高峰温泉の前を通り過ぎ、湯の丸高峰林道を通って湯の平駐車場を目指しました。皆考えることはおなじようで、駐車場にはけっこう車が停まってました。
雲上の広場目指して稜線を登る
13時39分にスタート。まずは西方向に、雲上の丘に至る稜線を登っていきます。
富士山が見えた
村界の丘と呼ばれる高台に出ると、佐久の町のはるか彼方に、富士山が見えました。
アヤメも咲いてたけど少なめでした
アヤメが少しだけ咲いてました。
雲上の広場
雲上の広場から池の平湿原を見下ろす。左奥は、黒斑山の上に浅間山がちょっとだけ顔を見せてます。広々した風景を眺めながら、木陰に腰を下ろし、昼食をいただきました。
ピグミーの森
「ピグミーの森」と呼ばれるあたり。細い気が密集していて、言いたいことはなんとなくわかりますが、現代の感覚ではちょっと差別用語っぽい気もします。
見晴岳。槍穂高も見えます。
分岐を右に曲がって少し登ると、見晴岳の山頂があります。
見晴岳という名前の通り、南東方向がはるか見張らせます。写真にはよく写ってませんが、槍から穂高への稜線。左に乗鞍岳、御嶽山。右へは後立山連峰が続きます。
テガタチドリ
ちょっとまばらですが、テガタチドリですね。
コマクサは満開でした
分岐あたりに戻り、コマクサ園にはかわいいコマクサ君たちが咲いてました。
8月1日、池の平湿原に、故意に持ち込まれた園芸種のコマクサが繁殖しているというニュースが流れました。記事の中に写真がありますが、園芸種は花の色が濃い赤で、咲く時期もちょっと遅いようです。場所は三方ヶ峰のコマクサ園のようです。ぽん太が撮った写真は従来種のコマクサですね。
「そんなトンデモないことをするなんて!」と怒りたくなりますが、上の記事によると、実はもともと池の平湿原にはコマクサが自生してなくて、昭和40年代に大町市の山岳博物館から取り寄せた種をまいたという記録があるそうで、在来種の方も実は人工的に持ち込まれたもののようです。現実は複雑ですね。
湿原の木道を行く
山峰ヶ峰は、時間が無かったのと人影が多かったので省略し、湿原へと下っていきます。林道歩きって、なんか楽しいですよね。猛暑が続いているせいなのか、湿原にまったく水はなく、乾いてました。
レンゲツツジが満開
レンゲツツジが満開でした。
ハクサンチドリ
高山植物の女王(個人的に)、ハクサンチドリです。
鏡池
鏡池ですね。