ぽん太のよりみち精神科

たんたんたぬきの精神科医ぽん太のブログです。ココログの「ぽん太のみちくさ精神科」から引っ越してまいりました。以後お見知り置きをお願いいたします。

【温泉】囲炉裏付きの離れが点在。福地温泉・いろりの宿かつら木の郷

 東京から行くと平湯トンネルを越えた先、岐阜県高山市にある奥飛騨温泉郷は、いくつもの温泉からなってます。なかでも福地温泉は、木々に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。

 こんかいは、いろりの宿かつら木の郷に初めてお世話になりました。前から泊まりたいと思っていたのですが、東京都民もオーケーの宿泊助成券を使ったお得なプランが決め手となりました。4千坪の敷地の中に離れが点在し、1日10組限定。約150年前の古民家を改装した母家。静かで落ち着いた宿で、(割引がなくても😄)おすすめです。

 

木々に囲まれた古民家建築

 駐車場から玄関へのアプローチ。この時点でもう別世界に足を踏み入れた感じです。


 重厚な門をくぐります。左の母家は、150年前の豪農の館を移築したものです。


 高い天井のロビーは、立派な梁と白い壁が美しいです。


 ウェウカムドリンク&お菓子をいただきます。

離れ形式の客室は全室囲炉裏付き


 客室は離れ形式になっています。「離れ感」を出すため、動線をジグザクにして長くとっているのがうまいです。内装は格調がある古民家風です。


 二間続きになっていて、囲炉裏がついてます。7月下旬のとっても暑い日でしたが、せっかくなので囲炉裏に火を灯してみました。窓の外は美しい樹林です。

二種類の源泉を楽しめる温泉

 男女別の露天風呂付き大浴場と、二つの無料貸切風呂があり、二種類の源泉を楽しめます。

広々した大浴場


 天井が高く、木の温もりが心地よい大浴場です。無色透明、無味無臭のお湯は、柔らかく肌に優しいです。


 木々に囲まれた広い露天風呂がついてます。


 露天風呂には岩の門があるので、ぜひくぐりましょう。

無料で使える二つの貸切風呂


 貸切風呂が二つあり、無料で自由に入ることができます。こちらは「石船」。浴槽の上は木になってますが、内部は石造りです。貸切風呂とは思えない広さです。


 露天風呂もついてます。


 こちらは「木船」と名付けられた貸切風呂。


 露天も木の浴槽になってます。

二つの自家源泉 


 二種類の自家源泉があります。光量不足で写真が見づらくて申し訳ありません。

 こちらはナトリウムー炭酸水素塩泉の方です。泉温53.1度、pH6.8、


 こちらは単純温泉の方で、泉温46.3度、pH6.9。鉄味があると書いてありますね。


 循環・消毒をしていない源泉掛け流しです。源泉温度が変化するため、必要な場合のみ熱交換器による温度調整や、加水を行っているようです。

 どの源泉がどの浴槽に注がれているのかは、よくわかりませんでした。

囲炉裏ばたでいただく飛騨の郷土料理

夕食は口の中でとろける飛騨牛炭火焼き


 夕食は、個室のお食事どころでいただきます。囲炉裏を囲んでの炭火焼きが嬉しいです。写真はスタートアップ状態。鮎の炭火焼きが見えます。

 こちらが夕食のメニューです。新じゃがソーメンが夏らしく涼しげです。お造りは川鱒。


 お目当てはやっぱり飛騨牛の炭火焼きですね。こんなに分厚いので固いんじゃないかと思ったのですが、さにあらず、口の中でとろけるようでした。これは美味しかったです。 


 そして五平餅も飛騨料理の楽しみのひとつですね。

 ここでちょっとハプニングがありました。突然知り合いのくまちゃん先生が、「ぽん太せんせい〜」と乱入してきてびっくり。この旅館はくまちゃん先生の定宿だそうで、偶然同じ日に奥さんと泊まりに来ていたのです。

 そういえばロビーでチェックインしていた時に、傍を男性が通り過ぎていって、にゃん子「いまの人、くまちゃん先生にそっくりだったよ」、ぽん太「喋り方も似てたね」などと会話を交わしていたのです。顔が似ていて喋り方が似ていたら、ふつうは本人ですが、まさかここで会うとは思いませんでした。コロナ禍の会食自粛もあって数年間会ってなかったので、夕食後は部屋で久々に歓談しました。

定番の朴葉焼きと地元のお惣菜が美味しい朝食


 朝食は、地元のお惣菜が美味しいです。もちろん定番の朴葉焼きもあります。鮎の一夜干し。鉄鍋で提供されるお味噌汁は具材が多く、食べきれないほど。


 こちらが朝食のメニューです。

周辺観光(鍋平防災ヘリポート北アルプス大橋)


 翌日は、福地温泉の朝市にたちよったあと、新穂高の鍋平防災ヘリポートに行ってみました。北アルプスで事故があったときにヘリが発着する拠点ですね。本日は平和でした。周囲の景観も見事です。


 ヘリポートの傍にある北アルプス大橋。中央に立って下を覗くと、足がすくみます。

 

基本情報


 いかがでしたか? 静かで落ち着いた宿で、お料理や温泉も素晴らしく、とってものんびりできます。大切な人とゆったりした時間を過ごしたい人におすすめです。

 

【旅館名】福地温泉 いろりの宿かつら木の郷
【住所】岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地10
【公式サイト】・https://katuraginosato.co.jp
【宿泊日】2022年7月下旬
【泉質】
・ナトリウムー炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
単純温泉(低張性中性高温泉)
◯源泉掛け流し 加水(+-)、加温(+-)、循環(-)、消毒(-)
【ウォシュレット】あり
Wi-Fi】あり
【宿泊料】2名1室、1人18,100円
 ※「期日限定ちょっとお得割プランA」期間限定・平日限定で、「福地温泉未来応援宿泊券」を利用したプランの実質の金額で、通常より5,000円お得です。