善光寺東海別院は明治時代末に創建された新しいお寺ですが、善光寺如来を写真撮影できるのと、極楽戒壇めぐり(ぽん太は見逃しました)が有難いです。
六善光寺同時御開帳を巡るぽん太の旅、これでついにコンプリートです。
縁起:創建は新しく明治時代末
住宅地の中にありますが、敷地は結構広く、本堂も大きくて立派です。ただ全体に新しい感じがします。
それもそのはず。お寺の創建は明治43年です。
織田信長は武田氏を滅ぼしたあと、当時甲斐善光寺にあった善光寺如来を持ち帰り、現在の岐阜善光寺近くに祀りました。そのあとすぐ本能寺の変で信長が亡くなったため、次男の信雄(のぶかつ)が善光寺如来を尾張甚目寺(じもくじ)に移しました。この途中に祖父江付近に立ち寄ったという言い伝えがあったそうです。
ところが明治末になって、その場所で2年続けて蓮の花が一本の茎から二つ咲くという奇跡があったことにから、信州善光寺本坊大勧進から善光寺如来の分身をお招きし、善光寺東海別院を創立したそうです。
エキゾチックな寝釈迦
どことなくアジアンテーストで、ちょっと色っぽいです。肘枕をして、本堂を眺めているかのようです。
善光寺如来は撮影可
拝観は無料。本堂内も撮影可です。天井が高くて荘厳ですね。
こちらがご本尊の善光寺如来様。信州善光寺の前立本尊とよく似てますが、光背が小さめです。
極楽戒壇めぐりを見ればよかった
戒壇めぐりは時間もなかったので省略したのですが、入ればよかったです。
ふつう戒壇めぐりというと、真っ暗闇の中を進んでいき、善光寺如来の真下にある錠前に触れて帰ってくるというものです。
ところが善光寺東海別院の場合は錠前のあるところに十六の菩薩が配され、宝珠、宮殿楼閣、宝池に五色の蓮花が咲いて光り輝き、美しい鳥が飛び交い、音楽が流れて風が吹くなど、極楽浄土が再現されているそうです。
基本データ
【寺院】善光寺東海別院(祖父江善光寺) (正式名称:双蓮山善光寺) 無宗派
【拝観日】2022年5月下旬
【拝観】御開帳期間:2022年4月3日〜6月29日
拝観料:無料 戒壇巡り:300円
【関連サイト】
・善光寺東海別院公式サイト:http://www.zenkoji.com
・六善光寺同時御開帳公式サイト:https://gokaicho.net
【仏像】
寝釈迦